関西学院大学、通称「関学」は、関西の私立大学の中でも「関関同立」の一角として知られています。キャンパスの雰囲気がよく、小学生や中学生のころから憧れている人も多い大学です。
ただ、塾の数はとても多く、どこに通えば合格に近づけるのか迷うご家庭も少なくありません。この記事では、教育アドバイザーの目線で、関西学院大学を目指すときの塾の選び方をやさしく整理します。
関西学院大学の入試と、塾が力になる理由
塾を探す前に、関学の入試がどんな形なのかを知っておくと、必要な対策が見えてきます。ここでは入試の特徴と、塾を使う意味を確認しましょう。
関学の入試方式と受験科目
関西学院大学の一般入試には、同じ問題で複数の学部を受けられる全学日程、学部ごとに行う学部個別日程、大学入学共通テストを使う共通テスト併用日程などがあります。方式や配点は年度や学部で変わるため、必ず大学公式サイトの募集要項で確認してください。
科目は英語、国語、選択科目(日本史・世界史・数学など)が中心です。どの方式で受けるかによって、塾で重点的に学ぶ科目が変わります。早めに方針を決めておくと、勉強の無駄が減ります。
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英語対策が合格の土台になる
関学の入試では、英語の長文読解を中心に、文法・語彙・英作文まで幅広く問われます。英語は点数の差がつきやすい科目なので、英語を早くから得意にしておくことが大きな強みになります。
中学のうちは、現在完了や不定詞、関係代名詞などの文法を確実に理解することが先決です。高校生になったら、毎日少しずつ長文を読む習慣をつけましょう。塾を選ぶときは、英語の指導が手厚いかどうかを必ず見てください。
塾を使うメリットと気をつけたい点
塾の一番のメリットは、受験までの道すじを一緒に考えてもらえることです。何を、いつまでに、どのくらい勉強するかが分かると、迷いが減ります。同じ目標の仲間がいることも、続ける力になります。
一方で、通うだけで安心してしまうと成績は伸びません。授業のあとに復習する時間を家で確保できるか、通塾の時間が負担にならないかも考えておきましょう。
関学受験で選ばれている塾のタイプ
塾は大きく分けて、集団授業、個別指導、映像授業・自習管理型の3つがあります。それぞれの特徴を知って、お子さんの性格に合うタイプを選びましょう。
集団授業の予備校(河合塾・駿台)
河合塾や駿台予備学校は、関西にも校舎があり、志望校別の講座や模試が充実しています。周りの受験生の様子が分かるので、自分の立ち位置をつかみやすいのが魅力です。
授業のペースは決まっているため、自分から質問できる人や、競争が刺激になる人に向いています。校舎の場所や開講講座は変わることがあるので、通いたい校舎の最新情報を公式サイトで確認してください。
個別指導塾(明光義塾・個別教室のトライ)
明光義塾や個別教室のトライのような個別指導は、苦手な単元に絞って、わかるまで教えてもらえることが強みです。部活動と両立したい人や、学校の授業についていけず不安な人にも合います。
注意したいのは、講師との相性と、受験期の費用です。コマ数を増やすと月額が上がるため、最初に年間の総額を見積もってもらいましょう。
映像授業・自習管理型の塾(東進ハイスクール・武田塾)
東進ハイスクールは映像授業を使い、自分のペースで先取り学習ができます。武田塾は参考書を使った自学自習が中心で、やるべきことを毎週チェックしてもらえるのが特徴です。
どちらも、自分で机に向かう力が必要です。逆に言えば、決まった時間に通えない人や、苦手分野をじっくり戻りたい人には使いやすい形です。
| タイプ | 向いている人 | 費用感の目安 | 代表的な塾 |
|---|---|---|---|
| 集団授業 | 競争が刺激になる人 | 年間で数十万円台から | 河合塾、駿台予備学校 |
| 個別指導 | 苦手を丁寧に直したい人 | 月数万円、コマ数で変動 | 明光義塾、個別教室のトライ |
| 映像・自習管理 | マイペースで進めたい人 | 年間で数十万円台から | 東進ハイスクール、武田塾 |
費用は校舎やコース、学年で大きく変わります。表はあくまで目安として、気になる塾には資料請求や面談で実際の金額を確認してください。
学年別に見る、塾を始める時期と勉強内容
関学を目指すなら、いつから何をすればよいのでしょうか。小学生から高校3年生までの流れを、学年ごとにまとめます。
小学生から中学生は「勉強の土台づくり」
関西学院には、関西学院初等部や中学部、高等部といった附属校があり、内部進学を考えるご家庭もあります。外部から関学を目指す場合も、まずは計算力と読解力を固めることが大切です。
中学では、数学の一次関数や連立方程式、英語の現在完了など、後の学習に直結する単元を丁寧に仕上げましょう。この時期に通う塾は、勉強の楽しさを感じられる場所を優先して選んでください。
高校1・2年生は「基礎を固めて差をつける」
高校1・2年生は、受験の土台をつくる大切な時期です。英語は関係詞や仮定法、国語は古文の助動詞、数学は二次関数や三角比、社会は日本史・世界史の通史を、学校の授業と並行して理解しておきましょう。
部活動が忙しい時期でもあります。塾は週に1〜2回から始め、定期テストで安定して点が取れる状態を目指すと、3年生で慌てずに済みます。
高校3年生は「過去問と時間配分の練習」
3年生は、基礎の総点検と過去問演習が中心です。関西学院大学の過去問は、志望学部の形式に合わせて何年分か解き、時間内に解き切る練習をしておくと安心です。
秋以降は、間違えた問題の見直しに時間を使いましょう。英作文や記述の答案は、自分では気づけない部分が多いので、塾の先生に添削してもらうと伸びやすくなります。
塾選びで失敗しないためのチェックポイント
最後に、塾を決める前に確認したいことをまとめます。同じ条件で比べると、お子さんに合う塾が見つかりやすくなります。
体験授業で見ておきたいこと
体験授業では、先生の説明がお子さんに分かりやすいかを一番に見てください。教室の雰囲気や、質問しやすい空気があるかも大切です。
- 授業のあとに、お子さんが「分かった」と話しているか
- 関学の合格実績や、志望学部の指導経験があるか
- 自習室が使いやすく、学校帰りに寄れる場所か
どれも、入塾してから変えにくい部分です。3つとも、体験の段階で確かめておきましょう。
費用と通いやすさを比べる
月謝のほかに、教材費、講習費、模試代がかかる塾もあります。1年間の総額で比べると、あとから驚くことがありません。
自宅や学校から無理なく通えるかも大事です。通塾に時間がかかりすぎると、復習の時間が削られます。最寄り駅から近い校舎や、オンライン受講ができる塾も候補に入れてみてください。
塾と家庭学習のバランスを考える
塾は勉強のすべてではありません。授業で学んだことを、家でどれだけ復習できるかが成績を左右します。塾の宿題だけで手いっぱいにならないよう、1日の勉強時間を一度書き出してみましょう。
お子さんが「やらされている」と感じると、続きません。目標の学部や将来の夢を親子で話しながら、無理のないペースを決めていくことが、関学合格への近道です。
