東京都立大学の偏差値は52.5〜60.0が目安
東京都立大学を志望校に考えたとき、まず気になるのが偏差値です。ここでは河合塾の予想値をもとに、学部ごとの違いや共通テストの得点率を整理しました。数字の見方もあわせて押さえておきましょう。
学部別の偏差値一覧
河合塾の予想(2026年5月時点、2027年度入試)では、大学全体の偏差値は52.5〜60.0です。いちばん高いのは人文社会学部と法学部の60.0で、健康福祉学部は52.5となっています。
| 学部 | 偏差値(河合塾) |
|---|---|
| 人文社会学部 | 60.0 |
| 法学部 | 60.0 |
| 経済経営学部 | 57.5 |
| 理学部 | 55.0〜60.0 |
| 都市環境学部 | 52.5〜60.0 |
| システムデザイン学部 | 55.0〜60.0 |
| 健康福祉学部 | 52.5 |
表の見方は、数字が学科や日程によって幅を持つ学部がある、という点です。志望学科が決まっている場合は、学科ごとの数字まで確認しておくと安心です。
共通テスト得点率の目安
共通テストの得点率は、大学全体で64%〜83%が目安です。人文社会学部は78%〜83%、都市環境学部は70%〜81%、システムデザイン学部は68%〜78%、健康福祉学部は64%〜73%となっています。
偏差値が同じ60.0でも、必要な得点率は学科や前期・後期で変わります。高校生の場合は、第一志望の学科の得点率を調べて、毎月の自己採点と見比べていくと現在地がわかります。
模試によって数字が違う理由
偏差値は、模試を作る会社ごとに受験者の層が違うため、数字が変わります。たとえばベネッセの進研模試では、経済経営学部が63〜70、健康福祉学部が54〜59と、河合塾より高く出ています。
数字が高いか低いかで一喜一憂するより、同じ模試を使い続けて伸びを見るほうが役に立ちます。まずは自分が受けている模試の判定を、基準にしてください。
東京都立大学とはどんな大学か
偏差値だけでは、大学の雰囲気はつかめません。ここでは歴史やキャンパス、併願先として名前が挙がる大学を紹介します。お子さんと一緒に読んで、志望理由を考える材料にしてください。
2020年に首都大学東京から名称変更
東京都立大学は、東京都が設置する公立大学です。2020年に、それまでの「首都大学東京」から東京都立大学へ名称が変わりました。
名前は変わっても、人文社会、法、経済経営、理、都市環境、システムデザイン、健康福祉の7学部がそろう総合大学であることに変わりはありません。理系も文系も、同じキャンパスで学べる点が特色です。
南大沢キャンパスの環境
メインキャンパスは、京王相模原線の南大沢駅から歩いて通える場所にあります。駅の周辺にはショッピング施設もあり、学校帰りに買い物や食事ができます。
自宅から通うか、一人暮らしをするかで、毎日の時間の使い方は大きく変わります。オープンキャンパスでは、通学時間も実際に体験しておきましょう。
偏差値が近い大学と併願の考え方
国公立の併願先としては、横浜市立大学、埼玉大学、千葉大学などを検討する人が多いようです。学部や学科の内容が似ているかで選ぶと、勉強の方向もそろえやすくなります。
私立では、MARCHと呼ばれる大学群と並べて検討される場合もあります。ただし試験科目が違うため、併願校は科目の重なりで選ぶのが基本です。
東京都立大学に近づく勉強法
偏差値がわかったら、次は「何を、いつから」やるかを決めます。ここでは高校生向けの勉強法に加えて、小学生・中学生の今の過ごし方も紹介します。
共通テスト対策は英語と数学から
共通テストでは、英語と数学の差がつきやすいといわれます。英語は長文読解の速さ、数学は微分積分・数列・ベクトルの基本問題を落とさないことが最初の目標です。
- 英語は毎日1題、時間を計って長文を読む
- 数学は教科書の例題を解き直し、解けない単元を書き出す
- 国語は現代文と古文単語を、通学時間にこつこつ進める
上の3つは、どれも1日30分から始められる内容です。長く続けるコツは、量より毎日の習慣を優先することです。
個別試験は過去問を早めに解く
共通テストの勉強が一通り進んだら、過去問に取りかかります。大学の公式サイトで入試情報を確認し、学部ごとの出題形式をつかんでおくと勉強の無駄が減ります。
最初の1年分は、点数を気にせず「どんな問題が出るか」を見る目的で解きましょう。間違えた問題は、解き直しノートにまとめると、秋以降の復習がぐっと楽になります。
小学生・中学生は基礎の土台づくりから
小学生のうちは、計算と音読を毎日続けるだけで十分です。中学生になったら、英語の単語と文法、数学の方程式・関数をわかるまで戻って復習する習慣をつけましょう。
都立高校の受験を考えている場合は、中学の内申点も大切になります。定期テストで少しずつ点数を上げていくことが、結果として大学受験につながります。
塾・予備校と勉強環境の選び方
志望校が決まったら、勉強する場所と仲間も大切です。塾の特徴と、家庭でできる環境づくり、保護者のかかわり方をまとめました。
駿台・河合塾・東進・Z会の特徴
大手の予備校や通信教育には、それぞれ得意な分野があります。まずは体験授業を受けて、お子さんの性格に合うかを確かめてください。
| 名前 | 特徴 |
|---|---|
| 駿台 | 国公立・難関大向けの講義が充実 |
| 河合塾 | 校舎が多く、全統模試で実力を確認しやすい |
| 東進 | 映像授業で、自分のペースで進められる |
| Z会 | 通信教育で、添削指導が受けられる |
通う塾を選ぶときは、知名度より「続けられるか」が決め手になります。自宅からの距離や授業の時間帯も、見落とさないようにしましょう。
東京都立大学に合格するための予備校選び完全ガイド|塾選びで迷う親御さんへ
自宅学習と自習室の使い分け
家で集中できない場合は、塾の自習室や図書館を使う方法があります。家では復習と暗記、自習室では問題演習と、場所ごとに役割を決めておくと切り替えがうまくいきます。
机の上は、今日使う教材だけにしておきましょう。スマートフォンは別の部屋に置くだけでも、勉強時間の集中度が変わります。
保護者ができるサポート
保護者の役割は、教える人ではなく整える人だと考えると、気持ちが楽になります。生活リズムを整えること、体調を気にかけること、模試の結果を一緒に眺めて話を聞くことが中心です。
成績が思うように伸びない時期は、誰にでもあります。責めるより「今は何が難しい?」と聞いてみると、お子さん自身が課題を言葉にしやすくなります。
参考にした情報は、河合塾(スタディサプリ進路掲載、2027年度入試予想)とベネッセ マナビジョン(2026年度進研模試)です。最新の入試情報は、必ず大学の公式サイトで確認してください。
