群馬大学の偏差値は学部によって大きく違う
「群馬大学 偏差値」と検索すると、サイトごとに数字が違って戸惑う人は多いです。まずは全体の目安をつかみ、学部ごとの差と、数字の読み方を順番に整理していきます。
群馬大学の偏差値は42.5から62.5が目安
河合塾の予想では、群馬大学全体の偏差値は42.5〜62.5、共通テスト得点率は50%〜81%です。群馬県前橋市などに学部がある国立大学で、共同教育学部、情報学部、医学部、理工学部の4つがあります。
幅が広く見えるのは、医学部医学科の数字が飛び抜けて高いからです。医学科をのぞくと、多くの学部は40台後半から50前後に収まります。偏差値は「合格できる可能性が半々になるライン」を表す数字で、50が受験生全体の真ん中です。
学部別の偏差値と共通テスト得点率
学部ごとの目安を表にまとめました。数字はどれも前期日程など、一般選抜を中心にした予想値です。
| 学部・学科 | 偏差値 | 共通テスト得点率 |
|---|---|---|
| 医学部 医学科 | 62.5 | 81% |
| 医学部 保健学科 検査技術科学 | 50.0 | 61〜64% |
| 医学部 保健学科 看護学 | 47.5 | 57〜61% |
| 医学部 保健学科 理学療法学 | 47.5 | 60〜65% |
| 情報学部 | 50.0 | 60〜68% |
| 理工学部 | 42.5〜45.0 | 52〜63% |
| 共同教育学部 | 42.5〜45.0 | 50〜62% |
表を見ると、医学科だけが共通テスト8割を超える水準で、ほかの学部は6割前後が合格の目安になっています。偏差値が低めの学部でも、共通テストで6割を安定して取る力は必要です。
サイトによって偏差値が違って見える理由
東進の発表では群馬大学の偏差値は56〜68、StudyChainでは54〜68と、河合塾より高い数字が出ています。数字が食い違うのは、調査会社ごとに次の条件が違うためです。
- 模試を受ける受験生の層が違う
- 合格率50%を基準にするか、別の基準にするかが違う
- 前期や後期など、どの入試方式を対象にするかが違う
どれが正しいという話ではなく、ものさしの違いです。志望校を決めるときは、ひとつのサイトの数字だけで判断せず、自分が受けている模試の判定を軸に考えるのが安全です。
学部ごとの特徴と入試のポイント
同じ群馬大学でも、学部によって入試の中身はかなり違います。ここでは医学部、情報学部、共同教育学部と理工学部の順に、特徴と注意点を見ていきます。
医学部は医学科が最難関で保健学科は幅がある
医学部の偏差値は47.5〜62.5と、群馬大学のなかで最も幅があります。医学科は偏差値62.5、共通テスト得点率81%で、全国の国公立医学部と比べても、共通テストの失点がほぼ許されない水準です。
一方、保健学科の看護学・理学療法学・作業療法学は偏差値47.5、検査技術科学は50.0です。医療職を目指す人にとっては、将来の仕事がはっきりしている分、勉強のモチベーションを保ちやすい学科といえます。理科の選択科目は早めに決めておくと、準備が楽になります。
情報学部は共通テストの得点力が問われる
情報学部は偏差値50.0、共通テスト得点率は60〜68%です。理系にも文系にも開かれた学部で、数学と英語の比重が高くなります。
共通テストに「情報Ⅰ」が加わったことで、プログラミングやデータの扱いに触れてきた人は有利になりやすいです。
ただ、得点率が7割近くになる方式もあるので、情報Ⅰだけで差をつけるつもりでいると足元をすくわれます。数学ⅠA・ⅡBCの基礎を固めたうえで、情報Ⅰは教科書の用語とデータ分析の問題を繰り返すのが近道です。
共同教育学部と理工学部は基礎を固めた人が強い
共同教育学部は学校教育を学ぶ学部で、偏差値は42.5〜45.0、共通テスト得点率は50〜62%です。たとえば学校教育の国語専攻の前期では、共通テストの満点が850点で、ボーダーが527点(62%)と示されています。
理工学部も偏差値42.5〜45.0、得点率52〜63%です。数字だけ見ると手が届きそうに感じますが、どちらの学部も5教科7科目に近い幅広い学力が前提になります。苦手科目を作らず、基礎問題で取りこぼさない人が最後に伸びる傾向があります。
群馬大学に近づく科目別の勉強法
志望校が決まったら、次は日々の勉強です。ここでは共通テスト、英語、二次試験の3つに分けて、中学生や高校1・2年生でも今日から始められる進め方を紹介します。
共通テストは基礎の取りこぼしを減らす
群馬大学の多くの学部では、共通テストで6割から7割の得点が目安です。ここで大切なのは、難問を解く力より基礎問題を落とさない力です。
数学なら、数学ⅠAの二次関数や場合の数、数学ⅡBCの三角関数や数列といった定番の単元を、教科書レベルで完璧にしておきます。
国語は古文単語と漢文の句形、社会は用語の暗記が点に直結します。毎日30分でも、同じ単元を3回転させると定着の度合いが変わります。
英語は毎日の音読とリスニングで土台をつくる
共同教育学部の学校教育の例では、共通テスト英語はリーディング160点、リスニング40点の合計200点という配点です。リーディングの比重が大きいので、長文を速く正確に読む練習が欠かせません。
おすすめは、1日10分の音読です。一度解いた長文を声に出して読むと、語順のまま意味をつかむ力がつき、リスニングにも効いてきます。中学生なら、be動詞と一般動詞の区別、過去形、不定詞といった基本の文法を、今のうちに固めておくと高校英語がぐっと楽になります。
二次試験は過去問を早めに解く
共通テストの対策が一段落したら、二次試験の過去問に取りかかります。群馬大学は大学のホームページや赤本で過去問を確認できます。
最初は点が取れなくても気にしなくて大丈夫です。出題の形式と時間配分に慣れることが目的だからです。解いたあとは、間違えた問題の単元を教科書に戻って確認し、ノートに1行でまとめます。これを3年分くり返すだけで、自分の弱点がはっきり見えてきます。
受験を支える塾選びと環境づくり
勉強の中身と同じくらい、どこで、誰と、どう学ぶかも結果に響きます。塾や予備校の選び方、併願校の考え方、小中学生のうちにできる準備を紹介します。
塾や予備校は目的に合わせて選ぶ
塾選びは「何を助けてほしいか」から決めると失敗しにくいです。目的別の例を表にしました。
| 困りごと | 向いている形 | 例 |
|---|---|---|
| 自分のペースで進めたい | 映像授業 | 東進衛星予備校 |
| 勉強のやり方から相談したい | 自学自習の管理型 | 武田塾 |
| 学校の授業を補いたい | 地元の学習塾 | 通学圏の個別指導塾 |
どの塾にも合う人と合わない人がいます。教室の場所や料金、校舎の雰囲気は変わるため、体験授業を2か所以上受けてから決めるのがおすすめです。保護者の方は、通いやすさと帰宅時間もあわせて確認してください。
前橋の塾選び完全ガイド|小学生・中学生・高校生別のおすすめ情報
併願校は志望校との距離で考える
国公立大学は共通テストの結果を見てから出願先を決められるので、併願の幅を広げておくと安心です。群馬大学と近い難易度の国立大学としては、埼玉大学、宇都宮大学、茨城大学などが候補になります。
県内で選ぶなら、高崎経済大学や前橋工科大学といった公立大学も選択肢に入ります。大切なのは、学びたい内容で選ぶことです。偏差値が近いだけで決めると、入学後に「思っていた勉強と違った」となりやすくなります。オープンキャンパスで授業の雰囲気を見ておくと、判断の材料が増えます。
小中学生のうちにできる準備
大学受験の準備は、小中学生のころから静かに始まっています。ただ、特別な勉強をする必要はありません。
- 小学生は、分数と割合の計算を確実にする
- 中学生は、一次関数と図形の証明、英語の基本文法を固める
- どの学年でも、毎日同じ時間に机に向かう習慣をつくる
こうした土台が、高校で数学や英語につまずかない力になります。勉強を「楽しい」と感じる経験を増やすことも大切です。クイズ形式のアプリや、家族と問題を出し合う時間など、無理なく続けられる形を探してみてください。
